途上国における農業

農薬の怖さを知らない人達

経済、金融、企業の活動など、グローバル化がどんどん進んでいます。
そこで、少し、世界に目を向けてみましょう。

日本の食料自給率向上のことを考えると、どうしても頭が、
国産食材の購入や、日本の農家を応援したいという方向にいってしまいます。

しかし、一方で、発展途上国や貧しい国の農業を支援したり、
その国々で作られた農産物や水産物を輸入して、安定収入をもたらし、
経済発展をさせてあげたい、少しでも、暮らしが良くなってほしい、
と社会貢献的な考えも生じます。

思うのは、途上国の生産物を輸入することも大切だけれど、インフラなどの設備を整えたり、
農業技術の指導を行ったり、現地の人たちの知識不足を補う教育、
児童の酷使や強制労働などを排除し、正当な労働に対し、
正当な収入が得られるよう、先進国がサポートしていくことが、まず重要だと思います。

海外に輸出するための農作物を大量生産するために、
途上国では、先進国では今は禁止されているような農薬を大量に使ったりしているようです。

しかも、自分たちは何の防御もせず、暑い国では、裸で農薬を巻いているとか。

これも農薬の恐ろしさや、農薬が何たるかを分かっていないからでしょう。
農薬だらけの農作物なんてマズイよ、という以前の問題。人の体の安全にかかわります。

不適切な農薬の使用は、田畑を荒れさせ、環境問題にもつながります。
貴重な地球の資源を、彼らの命とともに無駄にさせてはいけません。

先進国ができること

経済発展して恩恵を受けている先進国の役目として、
これまでに培ってきた経験や技術、知識を、人材と共に輸出し、適切な農薬の使い方、
安全で効率のよい農業生産の指導を行うことが、何よりのサポートになると思うんです。

そして、農業で食べて行く道筋が整ってきたら、フェアトレードの実践です。

フェアトレードは、途上国への公平かつ対等、そして、彼らの能力を最大限に引き出し、
適正な対価を享受させるための取組みで、最近、注目されており、
デパートなどで、フェアトレード商品を見かけた方もいらっしゃると思います。

従来の輸入のシステムでは、途上国で、低い賃金で労働をさせ、
安価に仕入れた生産物に対し、様々な加工業者や輸入業者など複数の中間業者が介在して、
それぞれが、マージンを上乗せして利益を確保するという流れができあがってしまっています。

つまり、私たちが輸入品として購入する価格に対し、生産者が得る収入はごくごくわずかで、
私たちが支払う金額のほとんどが、中間業者の手に渡っているというわけです。
いわゆる、持てる者による搾取。

そこで、アジアやアフリカ、中南米などの途上国や経済的に弱い国々において、
女性や小規模農家など、社会的・経済的に立場の弱い人々に仕事の機会を創り出し、
公正な対価を支払うことで、自身の力で生活を向上させ、自立できるよう支援する、
その取引のシステムがフェアトレードです。

輸入品を買うなら、やはり、これも、生産者がその労力に見合った利益を
きちんと享受できる商品を買いたいものです。

これから、フェアトレードに目を向け、食育の一環として、
お子さんと一緒に、フェアトレード商品を見つけてみませんか?
チョコレートなど、子供の喜ぶ美味しい物、お父さんが喜ぶコーヒーなど、
たくさんあるんですよ。