アレルギー表示

アレルギー表示とは

食品表示として義務付けられているものに、
アレルギーの表示と食品添加物もあります。

アレルギー表示は、特定の食品にアレルギー反応を起こす人にとって、
とても重要な表示で、実際は入っているのに、それを知らずに食べてしまえば、
命にかかわるような重篤症状を引き起こし、稀に命を落とすことすらありえます。

主なアレルギー症状としては、皮膚がかゆくなる、
赤い発疹やじんましんが出る咳が出るといったものがあります。

重篤な症状になると、呼吸困難になる、意識がなくなる、
血圧が低下してショック状態になるアナフィラキシーショックを引き起こしたり、
死に至ることもあるのです。

ですから、アレルギー表示は、とても重要です。

食品にそれが含まれている場合、
必ず表示しなければならない食材は7品目あります。
アレルギーの発症件数が多い卵、乳、小麦、えび、かにと、症状が重くなることが
多く、生命に関わる危険がある、そば、落花生です。

表示が奨励されているもの

また、表示義務はありませんが、表示が奨励されているものが18品目あります。

これらは、過去に一定の頻度で発症が報告されていることから、
表示義務のある7品目ほどには、
発生件数も多くなく、重篤な症状が報告されてはいませんが、表示が奨励されています。

あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、
大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン。

現在、厚生労働省によって食品製造メーカー等に表示を指示しているのは、
以上の25品目ですが、厚生労働省では、3年ごとに調査を行い、その結果を踏まえ、
原因となる食品を見直すことになっています。

現に、えび、かにの表示義務付けも2008年6月に追加されたものです。
食品製造メーカーなど、アレルギー表示義務のある方は、アレルギーをお持ちの方や、
それを心配するご家族のためにも、正確な情報を適切に伝える必要があります。

最近、お菓子のパッケージなどで、
「本品製造工場では、小麦、卵、落花生を含む製品を製造しています」等の
表示を見かけることがあります。

これは、同じ工場内、同じ製造ラインでの製造可能性があり、
ごく微量でも混在する危険性があるならば、
消費者の安全のため、お知らせしようというものです。

また、表示義務のない対面販売などの場合、
販売者に直接確認することができるため、表示は義務付けられていませんが、
その場合でも、誠心誠意、適格な情報を提供する必要があります。

セルフサービスのパン屋さんや、出来立てのお惣菜売り場など、
アレルギーを引き起こす食材が含まれているかどうか、
売り場のスタッフなどにも徹底して知識を得させておく必要があるといえます。

アレルギー表示の特別例

なお、アレルギー表示の必要な食材を使っていても、アレルギー表示と銘打って、
表示がされていないケースがあります。

例えば、マヨネーズ、これは一般的に、マヨネーズといえば卵が使われているのが
当たり前と考えられるため、敢えて、アレルギー表示は不要とされています。

また、同様に、パンやうどんは、小麦が使われているのが通常のため、
あえてアレルギー表示が書かれていない場合があります。

このような場合でも、原材料として、卵や小麦粉の表示はあります。
最近では、各食品メーカーのホームページやファーストフード店・ファミリーレストランなどの
ホームページ上で、各商品やメニューごとのアレルギー表示が掲載され、
自宅でもチェックができるように配慮されています。

食物アレルギーをお持ちのお子さんがいらっしゃるご家庭では、
食育以前の問題として、自らの命を守るためにも、アレルギー表示の見方や、
アレルギーのある食品は口にしない、などの指導が必要です。

食物アレルギーのあるお子さんは、食べられる物がなくて、悲しくなったり、
心が不安定になったりすることがありますが、アレルギー表示は、
食べられない物を見分けるだけでなく、食べられる物も見分ける基準となるものですから、
上手に活用されて、少しでも楽しい食生活を送っていただきたいと思います。