日本の食料自給率

日本の食料自給率の現状

日本の食料自給率は39%あまり。
先進国の中で最も低い水準です。人間の命の源は食料です。
人間は食べなければ生きて行くことができません。

私たちの体は食べたモノから作られていますよね。

あなたの骨、肉、筋肉、皮膚、髪、その全てが、
今、あなたが口にしたものから作られているんです。
風邪をひきにくい体、生活習慣病にならない体、ハリとツヤのある肌。
高級美容液で美肌を目指すより、毎日の食べ物の内容や質を考えることが、
重要だと思えませんか?

だって、そのお顔、食べ物から作られているんですよ。
毎日、食べ物からエネルギーや栄養を摂りいれて、
細胞が生まれ変わり、肌のハリやツヤが保たれるんです。

話を戻しますが、その私たちにとって大切な食料の多くを
日本では海外からの輸入に頼っています。

今からさかのぼること50年前、1960年の日本の食料自給率は78%でした。
それが今では、たった39%です。経済が発展したんだから、農業や漁業に従事する人が
減ったのは仕方ない、と思いますか?

他の先進諸国と比べてみましょう。
以下は2003年度の数値です。

アメリカ 128%
フランス 122%
ドイツ  84%
イギリス 70%
オーストラリア 237%

諸外国の昔の数値も確認してみましょう。
日本が現在の約2倍にあたる78%の自給率を持っていた1961年で比べてみます。

フランス99%、ドイツ67%、イギリス42%

どうでしょうか?
日本の食料自給率が下がったのは、経済の発展によるもの、
仕方がない、というのは単なる言い訳になりかねません。
だって、経済的にも発展しているフランス、ドイツ、イギリスは、
当時より、現代のほうが、食料自給率が高くなっているのです。

日本は、人間の命の源である大切な食料を自国で賄うことができない。
とても悲しい現実だと思います。

海外の食料自給率

世界に目を向けてみましょう。
日本は少子高齢化が問題になっています。

しかし、世界規模で見れば、人口はぐんぐん増加しています。
現在、65億人あまりの世界人口は、2050年には90億人に達すると予想されています。

これから、どんなことが起きるでしょうか?
やがて、各国は、自国の国民の食料確保に躍起になり、争いが起きるかもしれません。

当然ながら、自国の食料確保でいっぱいいっぱいで、
日本には、今のような、たくさんの食料を輸出してくれなくなるでしょう。

もちろん、世界的に見て、輸出入の問題を考える時、
懸念材料は、人口の増加による食料不足だけではありません。

戦争、政治問題、自然災害など、輸入が減少したり、
輸入が途絶えてしまう要因は他にも、たくさんあるのです。

にも関わらず、日本は、自国民の命の糧を自国では到底賄えない、
貧しい国になってしまいました。現在、政府や国民、企業などもそのリスクに気づき、
食料自給率を向上させるための施策や各種のアクションを行っています。

米粉で作ったパンの登場や、飲食店で、日本産の野菜を積極的に取りいれる、
という活動をご存知の方も多いでしょう。むろん、輸入に頼らず、全て国産にしろ、
と言っているわけではありません。東日本大震災で経験したように、大規模災害があれば、
国内の食べ物が不足し、海外支援に頼る必要も生じます。

万が一に備えた、食料備蓄のために、日頃から、諸外国との関係を良好にし、
必要な食料を輸入しておくことも大切です。

私たちの体を作り、体を動かすために欠くことのできない食料。
食べ物についてしっかり考えることが重要になっています。
それが食育の必要性が叫ばれていることの所以です。